紙の手帳に戻す|土曜の朝の10分で、休日の使い道が決まる
公開
土曜の朝、コーヒーを置いて、手帳を開きます。
10分書いて、閉じます。その時点で、今日やることが2つ決まっています。あとはやるだけです。
いまの土曜の朝
やりたいことは、たしかにありました。
ベッドでスマホを開いて、思い出そうとして、そのまま昼になります。夕方に「何かやろうと思ってたんだけどな」と考えて、思い出せないまま日曜が来ます。
忘れたわけではありません。取り出せていないだけです。
考える場所が、気の散る場所の中にある
スマホのメモアプリでも書けます。書けますが、続きません。
開いた瞬間にバッジが目に入り、書いている途中で通知が乗ってきます。考えごとは、一度切れると同じところまで戻れません。 3回切られれば、その日はもう書けません。
紙には、割り込みが存在しません。ただそれだけの理由で、紙のほうが最後まで書けます。
書くのは予定ではなく、頭の中にあるもの全部
スケジュール帳として使おうとすると、たいてい3週間で白紙になります。予定はスマホのカレンダーのほうが便利だからです。
紙の役割は別にあります。いま頭の中に浮いているものを、順番も気にせず全部出すこと。
やりかけの用事、気になっている連絡、いつか行きたい場所。10個くらい書き出すと、そのうち「今日できるもの」が1つか2つ勝手に浮き上がってきます。選ぶ作業は要りません。書けば分かれます。
10個も出てこない人は、書くことのほうが足りていません。スマホを見ない休日の過ごし方12選から2つ3つ借りてきて、まずそれを書いてください。
最初の1冊は、3つで選べます
1. 家に置くか、持ち歩くか 家だけで使うなら大きいほうが書けます。持ち歩くなら、上着のポケットに入る大きさを上限にしてください。鞄に入れると、鞄を持たない日に書けなくなります。
2. 方眼か、無地か 迷ったら方眼です。罫線は文章を書く形なので、思いつきを並べるには狭すぎます。無地は自由ですが、最初は手が止まります。
3. 1日1ページか、自由か 日付が印刷されているものは、書かなかった日が空白として残ります。これを見て嫌になる人が多いので、最初の1冊は日付の無いノートを勧めます。
その前に、タダで試せることがあります
買う前に、コンビニの100円ノートで3週間やってください。
続く人は100円のノートでも続きます。続かない人は、5,000円の手帳でも3週間で止まります。ここで分かるのは紙の良し悪しではなく、自分に書く習慣が付くかどうかのほうです。
3週間続いた人だけ、次に「毎朝開きたくなる1冊」を選んでください。そこで初めて、紙質や表紙の手触りが意味を持ちます。
3週間続いた人が、次に見るところ
紙質と書きましたが、実際に効くのはもっと地味な2つです。
開いたまま止まるか。 手で押さえていないと閉じてしまうノートは、朝の10分のあいだずっと片手が塞がります。書く気が削られるのはここです。真ん中を開いたときに平らになるもの(糸で綴じてあるもの)か、リングのものを選ぶと、この手間がまるごと消えます。
好きなペンで裏に抜けないか。 抜けると片面しか使えなくなるので、同じ1冊が倍の速さで無くなります。 太いペンや万年筆を使う人は、紙が厚いと書いてあるものを選んでください。細いボールペンなら、たいてい気にしなくて大丈夫です。
大きさはもう決まっています。残るのは表紙の好みだけなので、開きたくなるほうを選べば正解です。 ここに他人の意見は要りません。
来週の土曜、10分早く起きて、書くものが机の上にあるかどうか。決まるのはそこだけです。