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モノから入る

スマホが開かない箱|「あと5分だけ」が、物理的に無理になる

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箱

夜10時。箱にスマホを入れて、蓋を閉める。カチッと鳴って、次に開くのは朝7時です。

ベッドに持っていくものが、もうありません。天井を見て、明日のことを少し考えて、それで終わりです。

いまの夜10時

ベッドに入って、寝る前に一回だけ、と開く。

気づくと1時半です。何を見ていたかは思い出せません。翌朝が重くて、その日は一日ぼんやりして、夜また同じことをします。

「あと5分」は、毎回ちゃんと本気

言い訳で言っているわけではありません。本当に5分で終わるつもりで開いています。

問題は、終わらせる判断を毎晩、いちばん疲れている時間帯にやらされていることです。日中なら勝てる判断でも、その時間は勝てません。

だから、判断する場面ごと無くします。手を伸ばしても届かない状態を、元気なうちに作っておく。

時間が来るまで開かない箱がある

タイムロッキングコンテナといいます。透明なフタの付いた箱で、上のダイヤルで時間をセットすると、その時間が過ぎるまでロックが外れません。

中身は見えます。通知が光っているのも見えます。でも取り出せません。 ここが、引き出しにしまうのとの決定的な違いです。

もとは間食や薬の管理に使われていた道具です。スマホ専用の発明ではないので、大きさの種類が多く、値段も幅があります。

選ぶのは3つだけ

1. 大きさ スマホだけなら小さいもので足ります。ただ、財布や車の鍵も一緒に入れる使い方をすると「出かけるついでに取り出す」が消えるので、一回り大きいほうが効きます。

2. タイマーの最大時間 夜だけなら10時間あれば十分です。休日の半日ごと預けたい人は、それ以上まで回せるものを選んでください。

3. 中が見えるか、見えないか 透明なほうが安心する人と、光っているのが見えて余計に気になる人がいます。気が散りやすい自覚があるなら、中が見えないタイプにしてください。

買う前に、3つだけ決めておく

朝起こしてくれるものを、先に用意する。 スマホを箱に入れるということは、目覚ましも一緒に閉じ込めるということです。ここを忘れると、初日の翌朝で終わります。

緊急の連絡だけは逃げ道を作る。 家族に「この時間は箱に入れている」と伝えて、固定電話か、家族だけ鳴る別の手段を残しておきます。ここを決めずに始めると、心配になって結局ロックをかけなくなります。

最初は30分から。 いきなり9時間で始めると、失敗した記憶だけが残ります。30分で開けて、大丈夫だったことを確かめてから伸ばしてください。

その前に、タダで試せることがあります

正直に言うと、箱を買わなくても足りる人がかなりいます。

充電器を寝室から出して、別の部屋に置く。これだけで開く回数は落ちます。取りに行くという一手間が挟まるからです。まずこれを3日試してください。

3日やって、それでも取りに行ってしまった人。あなたは一手間では止まらないので、そこで初めて箱の出番です。止まらなかったという事実がある人にしか、この道具は必要ありません。

開かなくなったら、という心配について

いちばん気になるのはここだと思います。この箱は電池で動くので、切れたときにどうなるかを先に確かめてください。

ロック中に切れてもそのまま開かないものと、切れると解除されるものがあります。どちらが安心かは人によりますが、説明書に「緊急時の開け方」が書いてあるかどうかは共通で見てください。そこに何も書いていない製品は避けるのが無難です。

不安なら、届いた日に空のまま30分だけロックしてみる。 何も入っていない箱が時間どおりに開くのを一度見ておけば、その先は預けられます。初日にスマホを入れて試さない。 これだけ守れば、困る場面はまず来ません。

夜10時に蓋を閉めた自分が、翌朝どうなっているか。3日試して、ダメだったときに考えてください。

蓋を閉めたあとの時間が持て余すようなら、そこに入れるものをスマホを見ない休日の過ごし方12選から選んでください。空いた時間の使い道が決まっていないと、箱があっても取り戻すのは眠る時間だけになります。