読む端末を分ける|同じページを3回読むのが、その日で終わる
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夜、本を開いて20ページ進みます。
途中で一度も別の画面に移っていません。閉じたときに「どこまで読んだか」を探し直す必要もありません。
いまの読書
スマホの読書アプリを開きます。
3ページ読んだところで上から通知が降りてきて、見るだけのつもりで別のアプリに移り、戻ってきたときには前の段落の内容を忘れています。もう一度同じところを読んで、そこでまた通知が来ます。
同じページを3回読んでいるだけで、その本は進んでいません。
スマホは、本も入っている通知受信機
読書アプリが悪いわけではありません。読んでいる場所が、通知の届く場所と同じなのが問題です。
本を読むには、前のページの内容を頭に置いたまま次を読む必要があります。1回切られると、そこまで積んだものが消えます。読書は、中断にいちばん弱い行為です。
そして通知は、こちらの都合を見ずに届きます。意志で耐える話ではなく、届かない場所で読むしかありません。
選ぶのは3つだけ
紙の本でも解決します。ここでは「それでも電子で読みたい人」向けに書きます。
1. 通知が来ない端末か 電子ペーパーの読書端末には、読書アプリ以外がほとんど入りません。SNSも動画も入らないので、読むしかない板になります。これが本体の価値です。
2. 文字の大きさを変えられるか 紙の本から離れた理由が「文字が小さい」なら、ここで解決します。サイズを2段階上げるだけで、進み方が変わる人がいます。
3. 片手で持てる重さか 寝ながら読む時間がいちばん長いので、重さは効きます。6インチ前後なら、たいてい200g以下です。
その前に、タダで試せることがあります
買う前に、家にある紙の本を1冊、枕元に置いて1週間やってください。
スマホは別の部屋か、せめて手の届かない場所に置きます。それで1週間に100ページ進んだ人は、端末を買えばもっと進みます。1ページも開かなかった人は、端末を買っても開きません。
ここで分かるのは端末の良し悪しではありません。読む時間が無いのか、その時間が別のものに使われているだけなのか。 1週間で分かるのはそちらです。
置き場所のほうから先に変えたい人は、時間で開かない箱にもう少し強い方法を書きました。
買うと決めた人へ。先に知っておくこと
いちばん大きいのは、性能の話ではありません。本が端末についてくることです。
読書端末は、それぞれの本屋が自分の店の本を読ませるために売っています。だからA社の店で買った本は、B社の端末では開きません。端末を選ぶのは、この先どこで本を買うかを決めることでもあります。
すでにスマホの読書アプリで何十冊か買っている人は、そのアプリと同じ系列を選んでください。そうしないと、持っている本が1冊も入りません。
残りは2つです。
風呂で読むかどうかを、先に決める。 防水の有無で値段が変わるので、ここが決まらないと比べようがありません。読む時間がいちばん長い場所で選ぶと外しません。
容量は気にしなくていい。 文字だけの本は驚くほど軽いので、いちばん小さいものでも入りきりません。漫画を何百冊も持ち歩く人だけ考えてください。
最初の1台に、いいものは要りません。 この端末の価値は画質ではなく「他のアプリが入らないこと」なので、その一点はどれを選んでも手に入ります。
今夜、枕元に何が置いてあるか。変わるのはそこだけです。