腕時計を復活させる|「時間を見ただけ」で終われるようになる
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電車で、いま何時か気になります。手首を返します。0.5秒で終わって、また窓の外を見ています。
それだけです。そのあと何も起きません。
いまの0.5秒
時間を見るために、ポケットからスマホを出します。
ロックを解除した瞬間に、未読が3件見えます。1つ開いて、返信して、ついでにもう1つ見て、顔を上げたら乗り過ごしています。
やりたかったのは、時間の確認だけでした。
スマホは時計ではなく、時計も入っている箱
ここが厄介なところです。時計として開いても、時計だけが出てくることはありません。
毎回すべてが一緒に出てきて、そのたびに「見るか、閉じるか」を判断させられます。1日に何十回もある判断なので、全部に勝つのは無理です。
時間を見る用事を、スマホから物理的に取り上げる。 それだけで、この判断が1日分まるごと消えます。
選ぶのは3つだけ
1. スマートウォッチは、いったん外す 通知が手首に来るようになるだけで、開く回数は減りません。むしろ増える人もいます。通知を全部切って時計としてしか使わないなら構いませんが、それなら普通の時計で足ります。
2. 電池交換が要らないもの ソーラーか自動巻き。止まった時計は、そのまま引き出しに入って二度と出てきません。続かない原因のほとんどは、飽きではなく止まったまま放置したことです。
3. 毎日着ける気になる見た目か 高さは関係ありません。3,000円でも、気に入っていて毎日着けるほうが、10万円で月1回しか着けないものより効きます。
一日中着ける。家の中でも
外出用のアクセサリーとして扱うと、効果の大半が消えます。
時間を確認する場面は、実は家がいちばん多いからです。朝の支度、料理の途中、寝る前。この全部でスマホを開かなくて済むようになって、初めて数が変わります。
朝起きたら着ける。風呂と寝るとき以外は外さない。それだけ決めておけば足ります。
なお、時計を戻しても夜だけは止まらない人がいます。時間を見る用事が無くなっても開いてしまう場合は、時間で開かない箱のほうが効きます。
その前に、タダで試せることがあります
家に眠っている時計が1本もない人は、そう多くありません。
引き出しを開けてください。もらいものでも、昔使っていたものでも、動くなら明日それを着けてください。 電池が切れていても、交換は1,000円ちょっとで終わります。
それで1週間過ごして、スマホを開く回数が明らかに減った実感があった人だけ、次に「毎日着けたい1本」を探せばいい。効くと分かってから買うほうが、いい時計を選べます。
ソーラーと自動巻きは、止まる条件が逆です
どちらも電池交換は要りません。ただ、止まり方がまるで違います。
自動巻きは、腕の動きで巻かれます。着けている間しか動かないので、2日ほど着けない日が続くと止まります。 すでに毎日着ける人なら気になりませんが、これから習慣にする人には向きません。上で書いたとおり、止まった時計はそのまま引き出しに入ります。
ソーラーは、光が当たれば充電されます。部屋の明かりでも少しずつ入るので、着けなかった日があっても生きたままです。続かなかった日に助けてくれるのは、こちらです。
あと2つ見ておくと、外しません。
水に強いか。 家でも着けっぱなしにするなら、手を洗うときも料理のときも着いています。どの程度の濡れに耐えるかは製品ごとに違うので、買う前に表記を確かめてください。
ぱっと読めるか。 目盛りが細かいものや、文字盤が暗いものは、結局もう一度見ることになります。0.5秒で終わらせるための道具なので、二度見させる時計は、この用途では値段に関係なく失格です。
明日の朝、手首に何か着いている。それだけの違いです。